口腔外科|本八幡歯医者ローズデンタルクリニック|本八幡駅から徒歩3分

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口腔外科

口腔外科|本八幡歯医者ローズデンタルクリニック|本八幡駅から徒歩3分

口腔外科について

口腔外科

口腔外科は、口腔(口の中)、顎(あご)、顔面、ならびにその隣接組織に現れる疾患を対象とする診療科です。親知らずの抜歯をはじめ、先天性の唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)手術、顎変形症、唾液腺疾患、良性・悪性腫瘍などの外科的疾患や、口腔粘膜疾患、神経性疾患、口臭症などの内科的疾患、交通事故やスポーツなどで生じた外傷なども治療対象としています。
口腔領域には歯が原因となるものからがんまで様々な疾患が発生しますが、こうした疾患を扱う口腔外科は、お口まわりの病気のプロフェッショナルでもあります。口の中にできものがある、親知らずが気になる、腫れた、顎が開かない、カクカク鳴る、口の中が痛い、膿がたまっているなどの異常が認められたら、お気軽にご相談ください。

口腔外科でよくみられる相談・症状

  • 親知らずが気になる(大きなむし歯ができている/斜めに傾いて生えている、横に倒れて生えている/何度も腫れを繰り返す/歯並びを乱す原因になっている/顎の関節に影響を与えている/向き合う歯ぐきを噛んでいる、粘膜を傷つけている/周囲に嚢胞がある)
  • 口を開けると痛みを生じる
  • 噛んだときに歯に痛みを感じる
  • 口を大きく開けることができない
  • 口の開閉時に顎の関節から音がする
  • 頭痛や肩凝り、首筋周辺に異常がある
  • 歯の欠けや折れ、口の中の裂傷
  • 顎の骨折や外傷
  • 口内炎が長引いている
  • 口の粘膜などに発生する良性および悪性腫瘍
  • 舌の痛み、味覚の異常、口の渇き

日常的に起こりやすい症状でも、検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。お口まわりで気になることがございましたら、ご来院ください。

当院の口腔外科の特長

口腔外科の領域で、症状を訴えてこられた患者様には、まず検査して、その原因を探ることから始めます。そこから、その原因の対処と治療を患者様に話し、その中で患者様の希望に合わせた対処、治療を行っていきたいと思っております。
親知らずに関しても、抜きたい方は出来るだけ早く抜き、今は忙しいので、後日タイミングを計らって抜きたい方は、症状の軽減を主とし、経過をみるとのかたちで対処療法をさせていただきます。
また、当院では判断しにくい難症例等は出来るだけ早く専門医療機関へのお手続きをさせていただきます。

口腔外科の主な病気と治療

親知らずの抜歯

口腔外科での身近な外来手術に「親知らずの抜歯」があります。「親知らず」は、奥歯の一番奥に生えてくる永久歯で、「第3大臼歯(だいさんだいきゅうし)」とも呼ばれています。一般的に生えてくる時期は10代後半から20代前半ですが、まれに30~40歳頃に生えてくる場合もあります。はじめから「親知らず」がない方や上下左右の4本が揃っていない方など、個人差があります。また、まっすぐに生えてくるとは限らず、斜めに生えたり、埋まったままだったりすることもあります。
「親知らず」は、必ず抜かなければならないというものではなく、痛みがない場合や周りの歯や歯列に影響がない場合は、無理に抜く必要はありません。抜歯が必要な症状としては、「歯ぐき(歯肉)の腫れや痛みを繰り返している」「頻繁に食べ物がつまる」「手前の歯や『親知らず』がむし歯になっている」「『親知らず』が他の病気の原因になっている」などが挙げられます。

抜歯がすすめられる「親知らず」

「親知らず」が完全に顎の骨の中に埋まっていて症状がない場合や、痛みもなく周りの歯や歯列に影響がない場合は抜歯の必要はありませんが、明らかに悪影響が出ている場合は抜歯をおすすめします。また、日頃から歯科健診を受けて、不具合の兆候がみられる「親知らず」を早期に発見し、適切な処置をしておくことも大切です。

抜歯がすすめられるケースには、主に以下のようなものがあります。

抜歯がすすめられるケース
  • 歯ぐき(歯肉)の腫れや痛みを繰り返している
  • 「親知らず」自体、または手前の歯がむし歯や歯肉炎を起こしている
  • 噛み合う歯がなく、周りの歯ぐきを噛んで組織に悪影響を与えている
  • 「親知らず」が顎関節症など他の病気の原因になっている
  • 正常に萌出していても、きちんとブラッシングが出来ない
  • 頻繁に食べ物がつまる
  • 手前の歯のむし歯や歯肉炎のリスクを高めそうなとき
  • 手前の歯を強く押して歯並びや噛み合わせに悪影響を与えそうなとき

以下は、必ずしも抜歯をしなくて良いケースです。

  • 顎の骨の中に完全に埋まっていて、萌出力がなくなっている
  • 上下とも他の歯と同じように正常に生え、歯並びや噛み合わせも問題がない
  • とくに腫れや痛みがない
  • 奥歯として機能している
  • 将来的に移植治療(自家歯牙移植)などに利用できそうな場合

「親知らずの抜歯」は、詳しい診察が必要となります。お悩みの際はお気軽に受診ください。

抜歯後の注意点

  • 抜歯後、2~3日は安静にしましょう
    術後2~3日は腫れや痛みがあります。また、かさぶたになるまでは出血しやすい状態になります。アルコールや運動、長時間の入浴など血行が良くなるようなことは避け、安静にしましょう。血が止まらない場合は、清潔なガーゼやティシュなどを丸めて穴の上に置き、しっかり噛むことで圧迫止血をします。抜歯当日は少量の血が付着する程度は正常です。
  • 抜歯の穴の内部は触らないようにしてください
    抜いた穴の中にできるゼリー状のかさぶたを、口に水を含み転がすなどして洗い流さないようにしてください。かさぶたを汚物と思って剥がしてしまうと、治癒期間が延びたり、傷口が細菌に感染したりすることがあります。
  • 腫れた時には軽く冷やす
    下顎の「親知らず」を抜いた時に起こりやすいのが「腫れ」です。この腫れは軽く冷やすことで引くことがあります。頬の外側から冷却ジェルシートを貼ることも効果的です。
  • 1週間以上痛みが継続するときは注意が必要です
    かさぶたが綺麗に出来なかったり剥がれたりした場合は、抜いた穴がなかなか塞がらず、骨の一部分が外から見えることがあります。この状態をドライソケット(治癒不全)といい、痛み止めを飲まないと耐えられない痛みが、1週間以上続くことがあります。目安として2週間経過しても痛みの状態が改善されなければドライソケットの可能性が高いので、受診してください。

抜歯

一般的に抜歯は、むし歯や歯髄炎、歯周病などが進行し、歯の温存が不可能になった場合に行われます。近年の歯科医療では、可能な限り歯を残す潮流がありますが、一方で、抜歯を必要とするケースも少なくないのが現状です。歯の矯正や他の疾患の治療のために抜歯を行うこともあります。
多くは部分麻酔下で行われますが、入院し全身麻酔下で行うケースもあり、状態によって抜歯方法も様々です。また、血液疾患で出血が止まりにくい症例や他臓器の疾患の影響を考慮して、抜歯を避けるというケースもあります。

顎関節症(がくかんせつしょう)

顎の関節とその顎に関連する筋肉(咀嚼筋)の病気です。「顎が思い通りに動かずに、食べ物が噛みにくい」「顎を動かすとカックン、コッキンといった不快な音がする」「痛みで口が開かない」といった症状が認められますが、顎だけでなく、片頭痛や肩こり、腕や指のしびれ、鼻や耳にも不快感が生じることもあります。

顎関節症の症状
  • 顎関節やその周辺に異常を感じる。食べ物を噛む時に痛みや異常を感じる
  • 食事をしていると顎がだるい、口を動かすと顎関節に痛みがある、噛みしめると顎関節が痛い
  • 口を開けたり閉じるする時に顎関節でカックン、コッキンというような音がする
  • 口が開けにくくなったり、口の開閉をスムーズに行うことができない
  • 口が左右にうまく動かない、開けにくい、顎が外れることがある
顎関節症の原因

従来は噛み合わせの悪さが原因だと考えられてきましたが、近年の研究で、噛み合わせは原因の1つではあるが、実際には多くの要因が絡んでいることがわかってきたました。その要因には、噛み合わせの不良のほか、顎関節そのものがもともと弱いなどといった構造上の問題、ストレスや不安などからくる顎の筋肉の緊張、外傷などもあると考えられます。また、日常生活における習慣や癖なども大きく影響していることがわかりました。例えば、頬づえや歯ぎしり、唇や頬の内側を噛む癖、食いしばり、片側の歯での偏った噛み方の癖、うつぶせ寝の習慣、猫背など。近年ではスマートフォンや携帯電話、パソコンの長時間に及ぶ操作なども原因の1つでもあります。